診療案内

皮膚腫瘍外来紹介 種村 篤

 平成23/6/28〜平成23/12/6の約6か月間に当科で行った代表的な手術内訳を示します。
年間手術症例の約3分の1を皮膚がんに対する拡大切除術が占め、次にほくろなどに対する良性皮膚腫瘍切除術の順になっています。また、皮膚がんのリンパ節転移が疑われる時にはセンチネルリンパ節生検(その他に含まれる)やリンパ節郭清術も積極的に行っています。
 次に、手術を施行した悪性腫瘍の内訳を示します。悪性腫瘍手術はホクロのがんといわれる悪性黒色腫(メラノーマとも呼びます)に対する手術が13%、悪性黒色腫と並んで皮膚がんの代表である基底細胞がんが29%と最も多いです。その他、Bowen病(表皮内がん)、有棘細胞がん、外陰部などに生じる乳房外paget病などが続きます。皮膚腫瘍外来は、種村 篤、横見明典、山田瑞穂が担当します。お気軽にご相談ください。

手術症例: 109例 (年間233例)
 

悪性腫瘍: 58例(Bowen病、BCC含む) (年間143例)
 

良性腫瘍: 41例
その他: 10例(尋常性白斑、壊疽性膿皮症、足趾壊死等)
  麻酔内訳
 全身麻酔:18例(17%)
 腰椎麻酔:4例(4%)
 局所麻酔:87例(79%)
   
  皮膚(悪性)固形腫瘍外来(月・水・木曜午前)
皮膚科手術(火曜日全日)
   
担当医:
種村 篤 横見明典 山田瑞穂
   
特徴: 悪性黒色腫・有棘細胞癌・基底細胞癌・陰部Paget病(癌)など、悪性の皮膚固形腫瘍を対象としております。診断・治療困難例に対し、キャンサーボードにおける検討の上集学的なアプローチを行う一方、新しい治療への道となる臨床研究の実施を目指しております。
   
 


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阪大皮膚科関連病院ネットワーク
平成24(2012)年5月30日掲載