国家公務員共済組合連合会 大手前病院

責任者: 園田早苗
スタッフ数:
(常勤/非常勤)
4人(3/1)(変動あり)
所在・認定一般施設: 一般研修施設地下鉄天満橋駅より徒歩5分
皮膚科専門医: 2人
その他:
専門領域:
(力をいれている疾患)
●蜂窩織炎
入院による抗生物質点滴等をしております。

●天疱瘡・類疱瘡・自己免疫性水疱症
免疫染色を用いた組織検査や血液検査で診断し、ステロイドホルモン剤、免疫抑制剤、免疫グロブリン等を用いて治療しております。

●帯状疱疹
入院による点滴治療を主に行っています(帯状疱疹の合併症を防ぐために積極的に)。帯状疱疹後、神経痛の残ることが予測される場合は近医ペインクリニックのご紹介等をしております。

●難治性皮膚潰瘍
神経学的検査、超音波血流計、ABI/PWV・TBI、サーモグラフィー、皮膚潅流圧、血管エコー、CTアンギオグラフィー、MRアンギオグラフィーなどを用いた原因検査、病態の評価を行いつつ治療しています。
陰圧吸引療法も積極的に取り入れています。また、糖尿病や閉塞性動脈硬化症などにおける重症虚血肢では循環器内科、整形外科と連携をとり治療方針を決めています。

●難治性アトピー性皮膚炎
生活習慣やスキンケアの指導など、個々の症例に合わせた治療法を選択しています。デュピルマブ注射やシクロスポリン投与等もしています。

●乾 癬
ステロイド外用薬や活性型ビタミンD3製剤による外用療法を基本として、難治例にはナローバンドUVB等による紫外線療法、エトレチネートやシクロスポリン内服療法、重症例にはアタリマブ・インフリキシマブ・ウステキヌマブ等生物学的製剤による治療も行います。

●円形脱毛症
入院によるステロイドパルス療法や、DPCPやSADBE塗布による局所免疫療法を中心にしています。

●皮膚腫瘍
表在エコーやダーモスコピーによる補助的診断も行っています。
皮膚腫瘍は良性、悪性ともに扱っています。生検にて診断し、手術しています。病変部の部位や手術の大きさによっては、阪大形成外科医師の応援を得て手術をしています。
またダーモスコピーという拡大鏡を用いてほくろや腫瘍の細部を観察し、診断の判断材料とします。

●陥入爪、巻き爪
なるべく爪床や爪母を切除しないような治療方針を取っています。綿詰法、ガター法、弾性ワイヤー、巻き爪矯正法などを組み合わせて治療しています。

●保険外診療
下記の病状については保険外診療を一部取り入れて、患者様のニーズにお応えするようにしています。
保険外診療は、保険診療と同日には行えないこと、さらには同一疾患に対して保険診療と合わせて保険外診療を用いて治療することは認められていませんのでご了承ください。
(1) 男性型脱毛(AGA)
  フィナステリド製剤内服
(2) 陥入爪(巻き爪)
  弾性ワイヤーやインベントワイヤー(VHO方式)による巻き爪矯正治療

●原発性腋窩多汗症のボツリヌス療法
A型ボツリヌス毒素製剤が、重度の原発性腋窩多汗症治療薬として保険適応となりました。これに伴い、当科にても重度の原発性腋窩多汗症のボツリヌス療法を始めました。
腋窩多汗症および当科にて使用しますボトックス(A型ボツリヌス毒素製剤)について詳しく知りたい方は http://waki-ase.jp/ をご覧ください。
(ご注意点)
1 多汗症でも、腋窩のみを対象としております(手掌足蹠多汗症は扱いません)。
2 続発性多汗症は扱っておりません。
3 腋窩多汗症治療方法としての手術療法やレーザー療法は当科ではしておりません。
4 塩化アルミニウム外用や抗コリン剤などの治療薬もございます。
5 ボツリヌス療法の治療効果にも個人差がございます。

施設の特徴:
セールスポイント 
○皮膚科疾患全般について研修が可能。
○近隣の関連病院皮膚科や開業医の先生方と、毎月1回症例検討会を行なっており、各施設での症例を見ることが可能。
○スキンケア外来を行なっており、美容皮膚科についても研修可能。
連携施設など: 大阪歯科大学と連携し、歯科金属アレルギーやそれに伴う皮膚症状についての精査、治療を行なっています。大阪大学医学部形成外科とも連携しています。
その他: ※詳細や最新情報はホームページ参照
連絡先:
WEB: http://www.otemae.gr.jp/
 eMail: