学会参加印象記

光皮膚科学研究会設立大会

大阪大学大学院医学系研究科分子病態医学
皮膚科教授 片山一朗


光皮膚科学研究会設立大会
2012.3.25 東京(東京慈恵医大)
上出良一教授(東京慈恵医大第三病院皮膚科)

 日本の皮膚の光生物学研究は古いようで新しく、1975年に設立されたUV-ABClub(紫外線研究会)に始まる。この会は故佐藤吉昭先生、故三浦隆先生、市橋正光先生が創設され、その後、野中薫雄先生、堀尾武先生、松尾聿郎先生など光生物学を専門とする先生方が次々と参加され、日本の光生物学の発展に寄与された(Visual Dermatol 10:442,2011 市橋正光。光皮膚科学の歩み)がClosedの会であったため、昨年の第40回を区切りとして、今回の光皮膚科学研究会へ引き継がれることになった。私も発起人の一人として第一回の本会に出席し、市橋先生のキーノートスピーチの座長を務めさせていただいた。今後この会の発展に寄与できればと考えている。ただ今回はまだその概要が充分衆知されていなかったためか、若い先生方の参加が少なく、今後光生物学の重要性を若い皮膚科医に広げていくことの必要性を痛感した。皮膚科においては紫外線発ガン、光老化、光アレルギーの研究が主体であるが、臨床においても光線治療は益々重要な武器になりつつある。検査法、診断法と合わせ学ぶことは多い。若い先生方にも今後積極的にこの研究会への参加を勧める次第である。代表世話人になられた上出教授のお話では今後ホームページの立ち上げや、学会への移行のための組織造りなど大変なご苦労があるかと思うが、世話人一同結束して支えて行きたいと考えている。
2012年