学会参加印象記

2012 ESDR at Lido, Venice 油谷美寿季
   
今年の春から皮膚科で研究させて頂いています大阪大学4回生の油谷美寿季です。9/19~9/22にかけてベネチアのリド島で開かれたESDRに参加させて頂きました。リド島は本島の南東に位置する細長い島で、この島には車やバスが走っています。観光客は本島ほど多くなく、閑静な住宅地が広がり、学会会場前も運河が延びており、とてもいい景色です。日本はまだ残暑厳しい頃でしたが、ベネチアは涼しくて過ごしやすく、夜になるとジャケットなしでは歩けないほど冷える日もありました。
今回は私にとって初めての国際学会でした。英語でポスターを作ること、さまざまな国の研究者が一堂に集まっている光景、講演を英語で聴くこと、すべてがとても新鮮で、不安も混じりながら興奮や感動しっぱなしでした。英語だけが飛び交う状況に最初圧倒されましたが、発表されている研究を見てみると、例えば組織の染色では、国が違っても方法や試薬は同じで、もちろん染まり方も色も同じで、研究は世界共通なんだなぁと、どこか嬉しく思いました。私は、Oligosccharide modification by GnT-V augments skin sclerosis through enhancing TGFβ signaling. という内容で発表させて頂き、質問にはなんとか英語で説明できましたが、講演はスライド一つ一つを理解していくのがやっとでした。なんとか聴き終えていた私に比べ、横では先生方と先輩が内容を理解して話し合っているのを聞くたびに、もっと勉強せねばと改めて感じました。
国際学会初参加の私には、学会のない夜や余った時間で観光ができることもまた大変魅力的でした。ベネチアはどこを歩いても素敵な小道が続いていて、かわいい雑貨屋さんやおいしいジェラート屋さんに出会ったり、急に視界が開けてにぎやかな広場に出たりと道に迷いながら歩くのも楽しめます。サンマルコ広場の鐘楼の展望台からはベネチアの風景が一望でき、茶色い屋根と青い海のコントラストは本当にきれいでいつまでも眺めていたくなりました。
また、寺尾先生も書かれていらっしゃるように、料理がとても美味しく、毎食パスタや魚介類を食べていました。講演が難しくて疲れてきた時は、後でまた美味しいパスタが食べれるから!と思うと頑張れるくらいでした。あとアプリコットジュースが美味しくて、ワインの苦手な私はいつもアプリコットをワインで割って飲んでいたのですが、すごくおすすめですので機会があればぜひお試しください!この4日間はとても充実していて、また来れるようこれからも頑張って研究しよう、と励みになりました。最後になりましたが、今回このような貴重な経験をさせて頂けたことを、片山先生をはじめ皮膚科のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。
平成24(2012)年10月9日掲載