学会参加印象記
学会参加レポ「2012年秋のこと」 高橋 彩
   
 この前までお正月だ、今年は論文を量産するぞ!と思っていたのに、もう師走。今年もそろそろ終わりを迎えようとしています。振り返ればこの秋は‘学問の秋’をめいっぱい堪能したような気がします。 まず、9月29日、札幌で開催された東部支部学術集会にて、金田先生より頂いたKlippel Weber syndromeに関する演題で1例報告をしました。あの時は関西圏に台風が直撃し、観光もできず、学会もそこそこに、映画「ダイハード」さながらの気分を味わいながら、なんとか日曜の夜に自宅にたどり着いた思い出しか残っていません。(ちなみに帰路、飛行機は暴風のため関空上空で2回着陸を試みましたが着陸できず、再度新千歳に引き返し、3日間で大阪―北海道を2往復しました。)
 そして11月24日には長浜で開催された‘色素細胞学会’にて、Langerhans cell histiocytosisに関する演題を、またその翌週の11月30日には大阪で開かれた‘日本アレルギー学会秋季大会’にて1年間蓄積したアトピー性皮膚炎患者に関する臨床データをまとめて発表させて頂きました。これら2つに関しては、ここ約2か月毎週土日に大学に通い、当直をされている室田先生や種村先生を捉まえてはしつこく質問し、発表スライドを見て頂き、技官の西田さんや延吉さんをも巻き込みながら何とか直前にスライドを完成させました。
 しかし、当然「学問の道は1日にしてならず。」本番では難しい質問、盲点を突かれたような質問が飛んできて、充分答えることができませんでした。小学生の頃から夏休みの宿題は8月31日に泣きながらやるという習性は大人になっても治らないものですね・・・。そして学会というイベントでもない限り勉強しないという事を片山教授はよくご存知だなあ、と発表の機会を与えてくださるボスの有難みをあらためて感じました。
 また、今回毎週土日に文句も言わず子供の面倒を見てくれた主人に感謝しています。医師と主婦の両立には、周りの多くの方々の支えあってこそ成り立つのだなと心から実感した秋でもありました。
平成24(2012)年12月3日掲載