学会参加印象記
第36回皮膚脈管膠原病研究会(大阪) 初期研修医
山賀 康右
2013年1月25-26日  
千里ライフサイエンスセンター  
会頭:片山一朗(大阪大)

  第36回皮膚脈管膠原病研究会で発表させて頂きました。学会発表デビュー戦でした!
初めてなので、先輩方のようにわかりやすい発表が出来ないんじゃないか、噛んでしまわないか、それどころか頭が真っ白になって言葉に詰まらないか、、、不安でいっぱいでした。
さらに、この研究会は発表後の討論が活発だと伺っていたのでさらにプレッシャーを感じておりました。

 発表当日は「やるべきことをやるだけ!」と割り切って檀上に上がり、なんとか発表を終えました。質疑応答では今回私達が経験した症例と似た症例を御経験された先生の御意見、病態についての教育的なものなど多くの御意見を頂き、大変勉強になりました。
 その後の懇親会では他大学の先生方とお話させて頂き、楽しい時間となりました。

研究会では様々な発表、その後の活発な討論を聞け、皮膚科初心者で右も左も分からない私ですが、将来は私も自分なりの意見を持って積極的に討論に参加出来るよう日々精進して行かなくてはと痛感致しました。

今回、皮膚筋炎と卵巣癌(漿液性腺癌)の関係について発表させて頂きました。漿液性腺癌は症状が出現しにくく、診断時にはStageⅢ、Ⅳとなっていることが多いです。
後日産婦人科の友人に意見を伺ったところ、「皮膚筋炎を発症した方が、発見が早まって予後が良いのかな」と言っておりました。僕には全くなかった発想だったので、他科の先生の意見は貴重なものだなと感じました。

 今回発表する機会を与えてくださり、発表に向けて御忙しい中御指導してくださった山岡先生と片山先生に深謝致します。
平成25(2013)年2月18日掲載