医局員コラム

第81回日本皮膚科学会東部支部学術大会
The 81st Annual Meeting of the Eastern Division of JDA
2017年9月23日(土)・24日(日)
ビッグパレットふくしま
会長:山本 俊幸(福島県立医科大学医学部皮膚科学講座 教授)
大阪大学医学部皮膚科学教室
林 美沙



 2017年9月23日~24日、福島県立医科大学 山本俊幸先生の会頭のもとビッグパレットふくしまで第81回日本皮膚科学会東部支部学術大会が開催され、参加させていただきました。福島県は、昨年の第40回皮膚脈管・膠原病研究会、今年の春の第13回加齢皮膚医学研究会に続いて3回目の訪問でした。今までは福島市での開催であったため、郡山ははじめてで、駅前がとても栄えており震災があったことを感じさせないくらい活気を感じました。懇親会ではラーメンやご当地餃子などもあり、とてもおいしくいただきました。また懇親会の最後には山本会頭のサプライズダンスを拝見でき、華麗に踊られる姿に驚くとともにすばらしい思い出ができました。
 さて、今回の学会のテーマは「自分で掴み取る皮膚科学」でした。診断基準やガイドラインが年々ふえてきており、診断をある程度公平につけれるようになってきていますが、皮膚をみて、皮膚に触れて診断をするという皮膚科医の醍醐味を改めて考えさせられるプログラムであったと思います。特にシンポジウム「原著に触れる旅」ではいろいろな疾患の原点を見ることができ、拝聴していて純粋に楽しく思いました。また免疫チェックポイント阻害薬や生物学的製剤が多数発売されここ数年で皮膚科の治療は大きく変わってきていますが、その中で掌蹠膿疱症の口腔内のマイクロバイオーム解析や金属アレルギーの話題など、治療の基本となる患者指導がとても大切であるということを再確認できたと思います。
私は「ツベルクリン反応施行後急性増悪した、IL-36RN遺伝子のヘテロ変異を認めた膿疱性乾癬の1例」について発表させていただきました。IL-36RN遺伝子の変異については近年多数報告されており既知の事実ではありますが、その発症に関与するトリガーなどはまだ不明なことが多数あります。今回われわれはツベルクリン反応で誘発された症例を経験し報告させていただきました。報告に際しご協力いただきました、藤田保健衛生大学 杉浦一充教授、名古屋大学 秋山真志教授に感謝致します。大変光栄なことに、今回会長賞に選出して頂きました。会頭の山本教授に深くお礼申し上げます。



林 美沙
平成29(2017)年10月23日掲載