近畿皮膚科集談会の開催に関するご挨拶

近畿皮膚科集談会は,1927年(昭和2年)に京大学友会館で第1回が開催され,今回第106回を迎える伝統ある学会です。第100回以後,本会は日本皮膚科学会大阪地方会および日本皮膚科学会京滋地方会の共催となり,今回は第438回大阪地方会・第431回京滋地方会をも兼ねています。このような歴史ある学会の開催を任されたことを,誠に光栄に存じます。
今回は2013年(平成25年)7月21日(日),大阪市都島区にあります大阪市立総合医療センター内 さくらホールにて開催することになりました。特別講演では,統合医療 希望クリニック院長の堀田由浩先生に「OHスケールに基づいた総合的褥瘡対策:理論と実践」というタイトルでご講演いただきます。褥瘡学会初代理事長の大浦武彦先生の協力を得て,褥瘡発生リスク判定法であるOHスケールを用いた褥瘡予防対策プログラムを導入し,褥瘡発生の減少に成功されています。臨床の場に役立つupdateな話題も交えてお聞きできると期待しております。
 集談会の文字通り,プレパラートを持ち寄って大勢で話し合うというイメージで,診断の付かない症例,治療に難渋しているケースなども含め,お気軽にご演題をご応募ください。多数のご応募をお待ちしております。

大阪市立総合医療センター皮膚科 國行秀一