会頭挨拶

近畿皮膚科集談会は1927年(昭和2年)に京大楽友会館で第1回が開催されてから今回で110回目を迎える伝統ある学会です。大阪と京都の交流を図ることが目的の一つとして発足し、日本皮膚科学会大阪地方会と日本皮膚科学会京滋地方会の共同開催となり、第462回大阪地方会・第451回京滋地方会も兼ねています。このような歴史ある学会の開催を任せていただき、誠に光栄に存じます。
 今回は2017年7月10日(日)オーバルホール(毎日新聞社ビル;JR大阪駅)にて開催させていただくこととなりました。特別講演では理研統合生命医科学研究センターチームリーダー 茂呂和世 先生に自然リンパ球とアレルギ-(仮)をお願いしております。茂呂先生は自然リンパ球というあらたな細胞集団を発見し、免疫学の概念におおきな領域をつくられつつあります。アレルギーの領域にも大変重要と考えられています。臨床の考え方にも有用と思います。
皆様御多忙中とは推察いたしますが、ぜひ多くの皆様方のご参加と活発なご討論を宜しくお願い申し上げます。
 最後になりましたが開催にあたりまして、多くの方々のご支援ご鞭撻を賜っておりますことを心より御礼申し上げます。


第110回近畿皮膚科集談会 会頭 山田秀和
近畿大学医学部奈良病院皮膚科・近畿大学アンチエジングセンター