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兵庫医科大学 ３-３講堂 喜多野 征夫先生（兵庫医科大学）主催 |
第344回 日本皮膚科学会大阪地方会プログラム
日 時：平成９年１２月１３日（土）午後１時３０分より
場 所：兵庫医科大学 ３-３講堂
〒663 西宮市武庫川町1-1
会場までの道案内
tel：0798-45-6111
最寄駅 阪神電鉄武庫川駅下車 西出口より徒歩5分
阪神電鉄甲子園駅よりタクシー約5分
JR西日本甲子園口駅よりタクシー約10分
＊新しい駐車場をご利用頂けます。（有料）
主催：喜多野 征夫
各演者、座長の先生ともに、時間厳守でお願いいたします。
１（ス）マダニ症の2例
○木下香里，庄司昭伸，井上明子，武林亮子（大阪回生）
症例1：44歳男性。症例2：49歳女性。マダニによる症例を報告する。
２（一般）刺し口周囲にしびれ感を伴った輸入マダニ刺咬症の1例
○矢島あゆみ，野田剛弘，森 有紀，杉原和子，山田秀和，手塚 正（近畿大）
矢野泰弘，高田伸弘（福井医大・免疫学，寄生虫学）増澤俊幸（静岡県立大・微生物学）
53歳、女性。オーストラリア旅行中、右頚部に虫体付着。帰国後マダニ（Ixodes holocyclus、オーストラリア種）を摘出。抗ボレリア抗体は陰性。
３（ス）境界型ハンセン病の在日外国人例
○酒井真紀子，安井敬子，堀 啓一郎（国立神戸）
中井榮一（国立療養所長島愛生園）赤崎良太（神戸市）
フィリピン、セブ島より5年前来日の26歳男性。MDT治療中。
４（一般）BCG接種後にみられた腺病性苔癬
○猿喰浩子，須磨升美，井上千津子（大手前）
泉 裕（同・小児科）
6ヶ月女児。BCG接種1ヶ月後より躯幹、四肢に皮疹出現。
５（ス）シクロスポリン内服中に生じた尋常性疣贅の多発例
○安永千尋，須貝哲郎，永尾 淳，田水智子（池田回生）
70歳、男性。口囲にエンドウ大の疣贅が多発。
６（一般）急性期帯状疱疹患者の日常生活
○川津智是（大阪逓信）秋元隆道（大阪府立）井上千津子（大手前）
太田純子（多根）岡野昌樹（愛染橋）奥村睦子（関西労災）多田正憲（大阪警察）山田徹太郎（市立豊中）大和谷淑子（箕面市立）
治療前後のアンケート調査結果を報告する。
７（一般）Hypodermitis sclerodermiformisの3例
○鶴 顕太，村田 昇，原田 晋，市橋正光（神戸大）
８（ス）Malignant schwannomaを発症した神経線維腫症の1例
○藤川義明，川上尚弘（市立西脇）
石井紀孝（明石市）
９（ス）SLEに合併した皮膚線維腫の1例
○堀木 聡，堀尾 武（関西医大）
安澤美紀（同・一内）
10（ス）特異な臨床像で再発したBCEの1例
○南 徹，前島清治，幾井宣行，草壁秀成，清金公裕（大阪医大）
11（一般）Triple Paget病の1例
○毛利有希，荒木祥子，松本千穂，大和谷淑子（箕面市立）
市野直樹（同・形成外科）原田 拓（同・整形外科）
77歳、男性。両下肢脱力と左背部痛のため、整形外科入院。原因精査中、両腋窩及び陰部の皮疹に気づいた。
12（ス）電子線全身照射が著効したCTCLの1例
○秋岡嘉美，松中成浩（和歌山医大）
13（ス）ATLの1例
○宮本朋子，羽白 誠，足立 準，奥村睦子（関西労災）
82歳、女性。右手背の暗紫色結節で受診。近距離被爆者。
14（一般）デルモパンによる加療を試みた皮膚型ATLLの1例
○唐崎健一郎，松本いづみ，堀口裕治（大阪赤十字）
15（一般）パルス式ダイレーザーを用いた血管腫の治療効果について
○山谷恭子，佐々木一，木原貴子（明和）清水隆弘（兵庫医大）
当科ではパルス式ダイレーザーを用いて単純性血管腫を中心とした血管腫に対し治療を行っている。その効果について供覧する。
16（ス）糖尿病に併発した汎発性環状肉芽腫
○朴 順華，新藤季佐，鈴木伸典（大阪市立総合医療センター）
60歳、女性。12年前より糖尿病あり。6年前より下肢を中心に紅斑性局面が多発。
17（ス）Ehlers-Danlos症候群の1例
○松岡 縁，中島武之，宮島 進，岡田奈津子（大阪厚生年金）
中島義和，長谷川 洋（同・脳外）小林 晏（同・病理）
61歳、女性。腎嚢胞、肝嚢胞、卵巣嚢腫、脳動脈瘤の既往があり、皮下の動脈及び静脈瘤が多発している。
テーマ演題：新しい検査
テーマ［１］新しい発汗検査法（定量的軸索反射性発汗性検査）
ーアトピー性皮膚炎を中心にー
○木原幹洋，高橋光雄（近大・神経内科）
山田秀和，手塚 正（近大）
定量的軸索反射性発汗試験（QSART)はMayo Clinic のLowらにより考案された新しい発汗検査である。本検査法は無侵襲で再現性に優れ、交感神経節後性線維と汗腺の機能を判定する。QSARTをアトピー性皮膚炎の所見を中心に紹介する。
テーマ［２］当科におけるHelicobacter pylori陽性慢性皮膚疾患患者の除菌による治療効果
○櫻根幹久，松中成浩（和歌山医大）
塩谷昭子，西岡新吾（同・二内）
テーマ［３］FISH法を用いた悪性黒色腫における倍数性及びp53遺伝子の検討
○佐藤誠紀，喜多野征夫（兵庫医大）
玉置知子，古山順一（同・遺伝学）
テーマ［４］1次性下肢静脈瘤に対するAPG検査
○伊藤孝明（兵庫医大）
下肢静脈動態の検査法の1つにAPG(air plethysmography：空気脈波）がある。当科では平成８年4月よりAPG(ACI medical社 APG-1000)を導入した。1次性下肢静脈瘤肢の静脈動態の把握・治療後の経過観察には最も有用な非観血的検査法と確信している。
教育講演 蛋白質の構造と疾患
ー新しい生命科学の手法・質量分析の紹介ー
大阪医科大学病態検査学教授 清水 章 先生
18（一般）ペラグラの1例
○日下部圭吾，斎藤研二，村田洋三，熊野公子（兵庫県立成人病センター）
19（一般）毛孔性紅色粃糠疹の1例
○稲宮知美，谷口龍生，月野暁彦，谷垣武彦（大阪労災）
32歳、女性。関節症状を伴った毛孔性紅色粃糠疹の報告。
20（一般）Drug induced hypertrophic lichen planusの1例
○福田 均，足立厚子（県立加古川）
小川 豊（加古川市）
約15年の経過をもつ四肢伸側の紫紅褐色多発性疣状腫瘤〜局面。降圧剤変更にて軽快を示した。
21（一般）Sj喩ren症候群に合併した角層下膿疱症の1例
○鶴田大輔，松村明子，石井正光（大阪市大）
41歳、女性。項部に出現した環状膿疱を伴う境界明瞭な紅斑性局面が急激に体躯、四肢に拡大。その後、乾燥性角結膜炎を合併した。
22（一般）クロロマイセチンｨ 軟膏による皮膚潰瘍の1例
○松本二郎，北川恵子（済生会吹田）
夏秋 優（兵庫医大）
46歳、男性。右足の外傷に対してクロロマイセチンｨ 軟膏を外用していたところ局所が潰瘍化してきた。
23（一般）自傷性皮膚症（neurotic excoriations)の1例
○井本恭子，平井佐代子，中谷千恵，白井利彦（奈良医大）
27歳、男性。当初、水疱症や壊疽性膿皮症を疑った症例。
24（ス）静脈瘤を思わせた下腿のヘモジデリン沈着症の1例
○中野 敦（国立泉北）
山下裕嗣，織田知明，手塚 正（近畿大）
18歳、女性。約3年前より両下腿伸側に青色の線状皮疹が出現。
25（一般）肝硬変に合併した壊死性遊走性紅斑の1例
○梅田二郎，櫻根純子，東山真里，板見 智，吉川邦彦（阪大）
26（ス）減汗性コリン性蕁麻疹の1例
○檜澤孝之，佐野ほづみ，遠藤 薫，吹角隆之，片岡葉子，青木敏之（府立羽曳野）
14歳、女性。無汗を主訴に来院。運動負荷にて四肢を中心に栗粒大の常色丘疹を認めた。また皮疹部に一致して発汗が減少していた。
注意!! １：一般演題７分，スライド供覧３分，テーマ演題10分，討論はそれぞれ２分、教育講演は60分（討論含む）を予定しております。２：スライドは一面映写。３：本文300字以内の抄録を当日記録係に提出して下さい。（字数超過の場合は係にて削除させていただくことがあります。）抄録には英文タイトル，３語以内のキーワード（英語・日本語）を記載して下さい。また，演者全員の氏名についてローマ字表記をお願い致します。
第345回 日本皮膚科学会大阪地方会 御案内
・期 日 平成１０年２月１４日（土）
開始時間はプログラムにてお知らせします。
・会 場 大阪市立総合医療センター ３階さくらホール
（〒634-0021 大阪市都島区都島本通２-１３-２２）
・主 催 鈴木伸典（大阪市立総合医療センター）
３４５回のテーマ演題は「TEN」の臨床です。
・演題送付先 〒565 吹田市山田丘２-２
大阪大学医学部皮膚科学教室内
日本皮膚科学会大阪地方会 庶務係（往復ハガキでお申し込み下さい）総会がございますので、1施設1演題でお願いします。
※テーマ演題のみ主催宛でお送り下さい。
〒634-0021 大阪市都島区都島本通２-１３-２２
大阪市立総合医療センター皮膚科 鈴木伸典
・ 演題申込締切日 平成１０年１月５日（月）（必着）
できれば、年内にお願いします。
・注 意!! 一般演題，スライド供覧，テーマ演題を明記して下さい。
演題募集要項は、前回のプログラム、皮膚誌39巻5号の案内をご確認下さい。
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