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鳩の糞で困っている方も大変多いと思いますが、当教室で行われている鳩飛来防止対策を掲載したいと思います。この方法は材料費も安価で、設置も簡単に行うことが出来、鳩に対しても安全でベランダの美観も透明なテグスを使うため損なうことがありません。皮膚科では1994年12月より設置し、観察していますが鳩の飛来は全くなくなりました。
釣り用のテグス(太さ5号程度)、台所用フック(出来るだけ壁の色に近いもの)、エポキシ系接着剤、釣り用よりもどしを用意しベランダ手すりに張ります。フックにはあらかじめドリル等で小さな穴を開け、両面テープを使わないで(両面テープが張ってあったら剥して)接着剤で張りつけます。張り方はベランダの外側に鳩が飛来し手すりに止まったとき丁度の首から胸にかけて糸が触れる程度の高さが望ましく、鳩にとってはこれが非常に不快なようです。当教室では更に足付近と手すりの内側にも念の為糸を張っていますが、時々鳩が飛来した様子を見ますと必ずしも必要かどうかは疑問です。
この方法は1994年11月か12月に毎日新聞に掲載されたコラムを教室の秘書の方から教えられ参考にしました。記事の正確な内容は忘れてしまいましたが、鳩の習性としてベランダなどに入り込む際には必ず手すりなどに止まり安全を確認してから中に入り込むと言う性質を利用したもので、写真を見て分かる様に鳩飛来防止糸を張ったベランダと張っていないベランダでは全く違うのにお気づきかと思います。また、この糸を足に絡ませたりする様うな事故も無く鳩への影響は全くありませんでした。
Medlineを使い「鳩による感染」で検索すると百数十例の報告論文があり医療施設と鳩は可能な限り共存しない方が望ましいと思います。