医局員留学便り

留学先:
Noriko Umegaki M.D., Ph.D.
Department of Dermatology
Columbia University in the City of New York
 

2011年12月より、Columbia University in the City of New Yorkの皮膚科(Angela M Christiano先生のラボ)に留学しております。マンハッタンのハーレムの北側に位置しており、ブロードウェイそばの168stにラボがあります。Columbia Universityのメインキャンパスは116stにありますが、こちらは私のいる168stとはかなり雰囲気が違っており、長い歴史を感じさせる落ち着いた街並みです。168stあたりでは英語とスペイン語が飛び交っており、第二外国語をスペイン語にすれば良かったな・・と思いつつ、人種のるつぼ、と言われるニューヨークを実感しながら生活しています。
Angela M Christiano先生のラボには現在、ポスドク、PhDの学生さん、テクニシャン含め、15人程が所属しており、Alopecia areataのプロジェクトの他、hair follicle stem cell, 先天性表皮水疱症をはじめとする遺伝性疾患のプロジェクトが進んでいます。私はその中のiPSプロジェクトに携わっており、先天性表皮水疱症の患者さんから作ったiPSを作って育てつつ、臨床応用が可能な領域を目指しております。この領域は競争が激しいということで、毎日前に進むべくがんばっていますが、なにぶんES細胞やiPS細胞は初めて扱うので、とまどうこともしばしばです。しかし、患者さんから作ったiPS細胞ですので、大切に使わせていただいて、少しでも早く何かを結果として還元できればと自分を励ましています。
こちらに来てから家が火事にあったりして、困惑することなどもありましたが、コロンビア大学におられる日本人の先生方に支えられて、何の問題もなく過ごせております。日本人っていいなあとしみじみ思う毎日です。何かとばたばたしてしまって、まだセントラルパークをゆっくり散歩したり、美術館めぐりなどはできていませんが、それでも最近は仕事帰りにニューヨークフィルのコンサートをちょっと聞いて帰ったり、ヨガに行って心身ともにスッキリして帰ったりと、これまでとは違った時間の過ごし方もできてきて、だんだん馴染んできたなと思います。アメリカは何でも自己責任の国なので、これからも毎日をしっかり自己管理していきたいと思います。ニューヨークに来られることがございましたら、是非ご連絡ください。

2012.5.28 Update