ランチョンセミナー | 座長:戸田憲一 |
講演 | アトピー性皮膚炎 Skin Wars---How can we win the war? |
演者 | 瀧川 雅浩 先生 |
浜松医科大学医学部附属病院 病院長 | |
略歴 | |
主な 所属学会 |
日本皮膚科学会(評議員、理事(平成12〜18年)、静岡地方会会長) 日本研究皮膚科学会(評議員、理事(平成4〜9年)) 日本皮膚悪性腫瘍学会(理事) |
抄録 | アトピー性皮膚炎(AD)の治療は、原因・悪化因子の除去、スキンケアー、薬物療法の3本柱からなっている。ADの臨床的特徴はかゆみであり、かゆみを引き起こす様々な因子を見つけ出し、取り除くことが基本となる。その上で、バリアー異常を是正するために、積極的に保湿剤を外用することを患者に勧める。どのような保湿剤がbestかは、患者の肌との相談になる。ある患者に良い保湿剤でも、他の患者にはあわないことがあるので注意する。薬物療法には、ステロイドやプロトピックの外用、抗ヒスタミン薬、ネオーラルなどの内服がある。患者の発疹の程度により、これらを選択していく。ADの治療は長期間にわたるSkin Warsである。しっかりとした戦術を立てながら、患者とともに治療していくことが大切である。 |
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