アトピー性皮膚炎治療研究会 第14回シンポジウム

只今、一般演題、症例演題の演題募集を行っています。締切は11月25日(火)です




ごあいさつ

   2009年2月7日(土)、大阪国際会議場で、アトピー性皮膚炎治療研究会第14回シンポジウムを開催させていただきます。
 今回のテーマは“
アトピー性皮膚炎への心身医学的アプローチ”です。アトピー性皮膚炎がストレスで悪化することはよく知られています。また重症の皮膚炎が続くこと自体も大きなストレスになります。この心身相関に対して、どのような方法で状況を改善することができるのでしょうか。本シンポジウムは大きく分けて4つの部門で企画構成いたしました。

第1部は“アトピー性皮膚炎における心身相関の基礎的な理解”です。ストレスはどのようにしてアトピー性皮膚炎を悪化させるのでしょうか。また皮膚炎に起因するどのような因子が中枢神経系へ影響を与えるのでしょうか。外界からのストレッサーが、皮膚においてアトピー性皮膚炎を悪化させるまでには、さまざまなプロセスがかかわっていると推測されます。大脳生理、神経免疫学、等々皮膚科以外の専門家の先生もまじえてご講演をいただき、基礎的なメカニズムについてじっくりと勉強してみたいと思います。
第2部は“ストレスマネジメント”です。最近はやりの言葉ですが、どのような方法があるのでしょうか。認知行動療法の立場からストレスのプロセスを検討し、具体的なマネジメントサポートの方法が学べることを期待しています。
第3部は“アトピー性皮膚炎診療における心身医学の応用、実践”です。アトピー性皮膚炎診療の場で実際に、心身医学をどのように応用できるか、心身医学に造詣の深い皮膚科の先生方を中心にご講演をいただきます。
第4部は“チーム医療”です。心身医学の実践には、コメデイカルスタッフの協力が大切です。看護師、臨床心理士、学校教諭それぞれの立場からの取り組みについて講演していただきます。

 シンポジウムへは会員以外、医師以外のコメディカルの参加も歓迎いたします。また、それぞれのテーマに関連した一般演題、症例検討も公募いたしますので奮ってご参加ください。
 このシンポジウムを機会に、アトピー性皮膚炎治療における心身医学的分野への理解が進み、さらによりよい診療ができるようになることを願っています。皆様方の多数のご参加をお待ちしております。


    第14回アトピー性皮膚炎治療研究会シンポジウム会長
地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
皮膚科主任部長  片岡葉子 
※注意:このシンポジウムは医師、研究者、コメディカル等の医療関係者を対象としており一般の方の参加は出来ません