学会参加印象記

第9回天王山カンファレンスin大阪大学銀杏会館 壽 順久
2012年10月20日(土)  
ぶきたの学会見聞録

 京都大学との合同研究カンファレンスである天王山カンファレンスも今年で9回目になりました。最初は確かあまり演題がなく、当時の助手(助教)の先生方が発表していたと思います。その後、阪大は寺尾先生や北場先生を皮切りに大学院生が徐々に増え、発表の場は若手の先生に移行していきました。第1回から参加していましたが、最初は何を言っているのか全く分からない状態でした。遅ればせながら北場先生たちの3年後に大学院に進み、僕は確か第6回くらいのときに発表させていただきました。当時の発表ネタ、悪性黒色腫のプロテオミクス解析からぺリオスチンを見出し、大きく研究の第一歩を踏み出したような気がします。(発表した悪性黒色腫とぺリオスチンは、ようやくSubmitまでこぎつけました。)こないだの天王山カンファの時は、話を聞きながらふとなぜかそんな郷愁に浸ってしまいました。
 さて本題ですが、阪大3題、京大3題、計6題ですが、3時間の熱いカンファでした。残念だったのは、僕も含め大阪大学の若手からの質問が少し少ない気がしました。僕自身はもう少し免疫の勉強をしないとダメです。阪大からの発表は聞いたものが多かったので、京大の話をしますと、3題とも面白かったです。SLEマウスの話、iPS(本チャンです)の話、夏秋先生のイメージング、どれも苦労がにじみ出ていて非常に愛着を持って聞かせていただきました。やっぱり研究=苦労、努力=結果という構図が一番好きです。iPSの研究は、対象疾患の研究がまだあまり進んでいない分野だと思うので、だからこそいい結果を残してほしいなあと思います。
 最初は、京大は宮地先生だけしか名前を知らないところからはじまった天王山カンファですが、今では長崎に行かれた宇谷先生や椛島先生をはじめ、非常にたくさんの先生と知り合うことができました。昨年も今年も最後までお付き合いしてくださった中島先生、夏秋先生本当にありがとうございます。本当に阪大と京大の間にいい雰囲気を感じて、楽しくバトルできている気がします。第10回の来年を最後に京阪バトルはいったん終焉を迎え、再来年からは大学の数を増やしてカンファレンスは続いていくようです。まだ2年先ですがワクワクします。

平成24(2012)年10月22日掲載