学会参加印象記
第37回日本研究皮膚科学会(JSID)沖縄にて 越智沙織(旧姓:糸井沙織)
2012年12月7-9日(沖縄)  
   

2012年12月7-9日にかけて日本研究皮膚科学会が沖縄で開催された。
私は大学院2年目であり、今までの実験結果を発表することになった。
時間をかけて実験をしているような気になっていたが、positive dataは思いの外少なく,まだまだ大学院生活の道のりは長いな、と痛感した。
 研究の発表は今回が初めてであるうえに英語の口答かつポスターでの発表、さらに私自身の結婚式の2週間後という状況で本当にやりきれるか不安だった。実際は指導医の寺尾先生(抄録には間違えてTeraoをTaraoと書いてしまった・・・本当にすいません)、隣の席の田中まり先生がスライドや英語の発音などを丁寧に教えてくださり、発表できるところまで到達させて頂いた。
 沖縄は年中暖かく、地元の人は冬でもヒーターなどは使わないと聞いていたが、学会中はとても寒かった。宿泊したホテルもなぜか冷房しか設置しておらず、体が冷えすぎて寝られず、思わずホテルのフロントに「ストーブを貸してください。」と言ってしまったほどであった。結局、ベルボーイさんが申し訳なさそうに毛布を2枚運んでくれ、かさばる布団と毛布に押しつぶされそうになりながらもぐっすり眠れた。
 学会は発表、質疑応答全てが英語なので、スライドの図を見ながら、単語を繋げて、理解しようと努力はした。やはり、他の先生のプレゼンテーションの仕方、スライドの作り方は勉強になった。特に、JSID award授賞式のスピーチはとても面白く、その方々のされてきた研究内容もわかりやすかった。
 空いた時間で、寺尾先生、加藤さんと首里城見学、買い物、マッサージに行った。楽しいひとときで身も心もリフレッシュできた。
 今回の学会で私の実験魂も刺激を受けた。もっと論文を読んで勉強すること、in vitroの実験もさらにすすめて論文にする、そしてノックアウトマウスの実験もどんどんやって新しい結果を見いだすこと、など心に誓った。再来年は阪大主催なので、今回より成長した形で発表したいと思う。
 写真は沖縄で見つけた「なんくるないさ- シーサー」。「なんくるないさー」とは沖縄弁で「何とかなる」という意味でよく使われるが「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味もあるそうだ。現在、このシーサーは実験机の上から、私を見守ってくれている。
平成24(2013)年1月29日掲載