学会参加印象記
9th Asian Dermatological Congress参加報告
2013年7月10日―13日 in Hong Kong
大阪大学医学部皮膚科学教室
助教 山岡俊文
 

 7月10日から7月13日まで香港において開催された9th Asian Dermatological Congressに片山教授をはじめ谷先生、荒瀬先生、楊先生、田原先生の計6名で
参加してきました。昨年北京で開催された学会に引き続き、2年連続で中国の学会に参加させていただきました。昨年現地で培ったスピードラーニングを武器に、真夏の大阪をあとにしました。気温は高いが、湿気が少なく高層ビルの間を涼しい風が吹き抜けているに違いないとの思い込みも手伝って、心地よい気候と美食で夏バテを解消できると勘違いしていました。到着後まもなく汗が吹き出し、低温サウナを思わせる熱風が皮膚に突き刺さりましたが、何か心地よさを感じたのを覚えています。
 みなさん香港といえば、100万ドルの夜景とグルメが頭に浮かぶと思いますが、実際街中に立つと高層ビルの数の多さに驚きました。築 50年は経過するであろうものもあれば、新築同然のものも混在していましたが、夜になれば誰も見分けがつきません。また現在も急ピッチで開発がすすんでいるようで、数年後には中国新幹線が香港まで乗り入れ、北京から10時間で到着できるようになります。また、カジノで有名なマカオにも高速道路が建設中で、香港国際空港から陸路でのアクセスが可能になります。
 一方食事はかなり日本人向きで、脂っこくなく日本食が恋しくなりませんでした。連日夜には、山形市で御開業の音山和宣先生のユーモア溢れるお話と美食を堪能し、すぐに夏バテも吹っ飛びました。最も印象的な料理はシャコのニンニクチリ揚げでした。30センチは超えるであろう巨大シャコを、外はカリっと、中はふっくら揚げたものですがとにかく美味しく、かなり衝撃的でした。
 肝心な学会についても少し述べさせていただきます。今回、急速進行性間質性肺炎と進行胃癌を合併した抗MDA 5抗体陽性の皮膚筋炎患者さんについてポスター発表を行いました。数年前に経験した症例で、集学的治療の甲斐もなく残念な結果に終わりました。無力さだけが残り、今でもどうすれば救命できたか答えが見つかりません。ただ現在までにそのような報告はなく、自分の中で結論を導きだそうと奮闘しております。これからも学会発表した内容はすべて論文として残す気持ちで日々研鑽します。

1:海からの香港の夜景 2:ビクトリアピークからの夜景、高層ビルが目と鼻の先
3:ガイドブックで探した半世紀続くワンタンの店が閉店しており、偶然向かいで営業していた大衆食堂に入店、料理も接客も最高(片山教授の右側が音山先生) 4:衝撃的な巨大シャコ、また会える日を楽しみにして

平成25(2013)年8月1日掲載