会頭挨拶

 近畿皮膚科集談会は1927年(昭和2年)に京大楽友会館で第1回が開催されてから今回で111回目を迎える伝統ある学会です。大阪と京都の交流を図ることが目的の一つとして発足し、第100回以降、日本皮膚科学会大阪地方会と日本皮膚科学会京滋地方会の共同開催となり、今回は第468回大阪地方会・第456回京滋地方会も兼ねています。このような歴史ある学会の開催を任せていただき、誠に光栄に存じます。
 さて、今回は2018年7月22日(日)午前9時よりメルパルク京都にて開催することとなりました。
 ランチョンセミナーでは高橋健造先生(琉球大学医学研究科皮膚病態制御学講座教授)に「乾癬、掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎、なにが違う?」というタイトルで、他の疾患との病態の比較という興味深い切り口で、乾癬の病態から最新の治療に至るまでお話を頂きます。また、今回は新しい試みとしてスイーツセミナーを企画しました。スイーツセミナーでは谷崎英昭先生(大阪医科大学皮膚科講師)に「アトピー性皮膚炎治療の新しい話題〜新規抗体医薬品がもたらすもの〜」というタイトルで、先生のご経験を踏まえてアトピー性皮膚炎の新規治療薬についてのお話を聞かせていただきます。
 メルパルク京都は京都駅から徒歩1分の利便性の良い会場です。皆様御多忙中とは存じますが、ぜひ多くの皆様方のご参加と活発なご討論で集談会を盛り上げて頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
 最後になりましたが開催にあたりまして、多くの方々のご支援ご鞭撻を賜っておりますことを心より御礼申し上げます。 

 
第111回近畿皮膚科集談会 会頭
吉川義顕(大津赤十字病院皮膚科・公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院皮膚科)
楠葉展大(大津赤十字病院皮膚科)