ご挨拶

このたび、第117回近畿皮膚科集談会の開催を京都第一赤十字病院が担当させていただくこととなりました。
本学会は1927年に第1回が開催され、長年にわたり近畿地方における皮膚科学と皮膚科医療の発展に寄与してきました。今回で117回目を迎える歴史ある学会であり、第100回以降は日本皮膚科学会大阪地方会と日本皮膚科学会京滋地方会の共同開催となっております。この度はこのような歴史ある学会の開催を担当させていただくこととなり、誠に光栄に存じます。
さて今年の近畿皮膚科集談会は、左京区蹴上の京都市国際交流会館にてWeb参加併用のハイブリッド形式で開催いたします。最近の京都での集談会は京都駅に隣接するメルパルク京都で開催されておりましたが、一昨年の同会場の閉館に伴い、こちらで開催することとしました。京都市営地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約6分のアクセスで、インクラインや南禅寺に近接し、観光名所が点在する地区にあります。祇園祭中の大変暑い時期ではありますが、皆様のご参加をお待ちしております。なお来場に際しては、左京区宝ヶ池の国立京都国際会館とお間違えにならないようお願いいたします。
ランチョンセミナーとして、富山大学の牧野輝彦先生に「SDMを活かしたアトピー性皮膚炎治療の選択」と題してご講演をいただきます。医療者と患者が協働して一緒に治療方針を考え決定するプロセスは様々な領域で実践されており、アトピー性皮膚炎診療において役立つお話が伺えると期待しております。
また今回は各医療機関から多数の興味深い演題をご登録頂きました。誠に有り難うございました。参加者の皆様方の活発なご討論をお願い申し上げます。
最後になりましたが開催にあたりまして、大阪地方会事務局、京都府立医科大学皮膚科、 京都皮膚科医会の皆様から多大なご指導ご尽力を賜わりましたことを御礼申し上げます。併せてスポンサードセミナーおよび広告協賛いただきました製薬企業様に御礼申し上げます。

 
 
第117回近畿皮膚科集談会
会頭 永田誠(京都第一赤十字病院 皮膚科)