当会発足時からの懸案でありました大阪乾癬患者友の会の愛称が決まりました。これまで、多くの愛称をご提案・推薦いただきまして感謝申し上げます。友の会ホームページなどでも、仮投票のような形で、推薦、投票などして頂きましたが投票上位の愛称に的をしぼり、最終的に友の会の幹事会で慎重に検討の上決定致しました。かけはしの由来は広辞苑によりますと、「掛橋」「架橋」「懸橋」「桟」「梯」など当用される言葉がたくさんあります。いずれも、英語ではブリッジに相当する言葉ですが、さらに、「はしわたし」や「とりもち」「なかだち」など良好な人間関係を結ぶ意味での広義な使い方がされています。念のため、ヤフー検索エンジンで「かけはし」を検索いたしました。何と1万件近くヒットしたのには驚きました。多くの交流組織や会に『かけはし』という愛称が広く使われていることに、この言葉のもつ何ともいえぬ優しさと希望の響きを感じています。このように、多くの人々が「かけはし」ということばに寄せる気持ちが私たちも多くの点で共感するところがあります。大阪乾癬患者友の会もよく考えますと、乾癬という病気に心ならずも侵され、永く孤独と焦燥の気持ちにさいなまれてきた私達が、友の会に出会うことで、閉ざされていた心に希望の明かりを燈してくれたやすらぎの場でした。その意味で、「かけはし」ということばが、私たち患者と患者、患者と家族、患者と医者、患者とナース、患者とボランテアのみなさんをつなげる橋渡しの場としての希望に満ちた出会いの場をあらわすにもっともふさわしい愛称と結論付けました。また、他の多くの「かけはし」の愛称をお使い中の諸会の皆さんの会と区別するために正式愛称としては木へんに弟と書く「梯」を採用することになりました。「梯」に子をつけて梯子(はしご)とも読みますが、まさに会員どうしの「はしわたし」やより一層の治癒の成功を手助けをする「はしご」の役目をも果たす会でありたいと願っております。今後友の会は正式には従来どおり「大阪乾癬患者友の会」そして愛称として 梯(かけはし)の会として、出発いたします。最後に、このすばらしい「かけはし」愛称を提案して頂いた姫路の友の会会員ご夫妻に、ご提案採用のご報告を兼ねて、この場をお借りして心からお礼申し上げます。
2002年2月22日
大阪乾癬患者友の会
梯(かけはし)の会 会長
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