ランチョンセミナー「爪白癬の実状と治療の工夫


演者 加藤卓朗先生(かとう たくろう)
 済生会川口総合病院 皮膚科部長
 東京医科歯科大学医学部 臨床教授(併任)
座長 大郷典子先生
 神戸市立医療センター中央市民病院皮膚科部長
講演 皮膚科診療で診ることの多い疾患の一つである爪白癬ですが、イトラコナゾールとテルビナフィンという2つの優れた内服薬が登場してから治療環境は劇的に進化しました。しかしながら、高齢者や血液検査異常のある患者の治療、罹患していることの病識や治療意識のない患者の存在、内服治療が無効な病型、後発品などまだ複数の問題があります。
今回は以下のデータを参考にして演者の考えを示し、爪白癬治療に関して問題提起をしたいと思います。参考にするのは

1・抗真菌薬の内服条件、後発品などに対する皮膚科医アンケート
2・患者の治療の評価と製薬会社が行った広告に関するアンケート
3・当科における内服治療の工夫
4・フィンランド式フットケアの爪白癬治療への応用
5・足と爪の異常と下肢機能障害の研究結果

です。
演者
ご略歴
1979年 東京医科歯科大学医学部医学科卒業、皮膚科学教室入局
1990年 東京医科歯科大学皮膚科学教室 講師
1991年 第2回日本医真菌学会奨励賞受賞
1993年〜 済生会川口総合病院皮膚科 部長
2003年〜 東京医科歯科大学医学部 臨床教授(併任)
所属学会 日本皮膚科学会(代議員)
日本医真菌学会(評議員)
日本東洋医学学会(専門医)
研究テーマ 皮膚真菌症(白癬、カンジダ症、癜風)の感染経路と発症機序の検討
主催
第101回近畿皮膚科集談会
共催
ヤンセンファーマ株式会社


 

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