会長挨拶

 近畿皮膚科集談会は、昭和2年に開催されて以来、戦前は年2回、戦後は年1回のペースで定期的に、大阪地方会担当2回、京滋地方会担当1回のペースで交互に開催されてきました。このように歴史と伝統のある、また、今年で92年目を迎える、そして、新元号となり初めての開催となる第112回集談会(474回大阪地方会、461回京滋地方会でもあります)を会頭として主催させていただくことになり、恐縮すると共に誠に光栄なことと感じています。

 今年は、「海の日」の前日の令和1(2019)年7月14日(日)午前9時より、グランフロント大阪北館5Fのナレッジシアターで開催いたします。会場は約400席を有するシアター形式、すなわち、映画館のようなホールであり、どの席からもの前席の頭を気にせずスライドを観ながら発表を聞くことができますが、会場の規定でホール内の飲食はできません。そのため、ランチョンセミナーの代わりに午前の部の最後に昼食抜きのスポンサードセミナーを設け、また、その講師を今年から大阪大学大学院医学系研究科皮膚科教授に着任されました藤本 学先生にお願いしました。先生のご専門は膠原病や皮膚免疫疾患を中心とした分野ですが、専門分野のみならず広く皮膚科一般の、また、皮膚科医にとって有益なお話を拝聴することができると思います。

 グランフロント大阪はJR大阪駅と直結した利便性の良い会場であり、周りには食堂街、レストラン街等が数多く点在していますので、午前の部と午後の部の間の昼休みを利用して、自分の好きなランチをお楽しみ下さい。その方が、冷えて硬くなったお弁当を食べるよりいいと考えました。

 最後に、せっかくの日曜日を有意義にお過ごしいただけますよう、多数の先生方のご参加をお待ち申し上げるとともに、活発かつ熱心なご討論を期待しています。


 
第112回近畿皮膚科集談会 会頭 立花隆夫
大阪赤十字病院 皮膚科